poai’s blog

オナ禁の効力検証ブログ。日頃行っている表現活動(音楽関係)の呟きも載せます。

ホープライフ

俺の遺伝的欠陥は、散々このブログで書き綴ってきたと思うけれど、
本当に致命的なのは「感が鈍い」「空気が読めない」事だと思う。

今日も、バイトで女子の同僚に迷惑をかけた。
仕事の覚えがうんぬん、というレベルでは無いような、人としてどうなんだろう、というような事だ。

俺がもしも表現活動をしていなかったら、
間違いなく俺は、女性との関わりが無く生涯を閉じたと思う。
学校生活、仕事でもっとも大切なのは、「他人の心の機微を読む」事だ。
逆にそれが出来なければ、どんなに良いところがあったとしても、
おそらく無為になるだろう。
それぐらい、この日本という国では、感が鈍いやつ、空気を読めない奴は、
女性から軽視されるし、恋愛対象どころか、友人にさえなれないだろう。



友達で、多少性格は暗いけれど、きちんとそのセンスがあるおかげで、学生生活もそれなり好調に過ごし、可愛い女の子としっかり結婚できた人がいた。
はっきり言って羨ましいし、
もしも俺が彼みたいな幸せをしっかり享受できていれば、今頃もう表現活動は趣味の程度に押さえた普通のサラリーマンとして生きていると思う。
たまに同窓会にも出られたと思う。
だって、綺麗な嫁さんもいるし、昔の友達もそこにはしっかりいるのだから。
学校生活をそつなくこなせるとか、仕事が出来るというのは、本当に最高のスキルなんだ。絵が上手く描けるとか、素敵なメロディーを思い付く事が出来る、なんてのより、
よっぽど最高の事なんだ。
それさえあれば、友達も、恋人も、収入も約束されて、
ちょっとやそっとの事では揺らがない安定を手に入れられる。
その為に必要なのが、「空気が読める」事だ。



俺は、残念ながら性格が暗い上に、パワーフックで上記の様な欠点に加えて+アルファをガンガン乗せられた。
もはや生きた屍だと思う。

でも、冷静に考えてもこの日本という戦争の無い上に、綺麗な水とご飯が食べられて、バイトをすれば時給1300円貰えるような国に生まれる事が出来たというだけでも、本当に幸せなんだと思う。
その上で更に、女性から恋愛対象と見てもらえる程度に空気と人の心の機微が読めて、コミュニケーション能力と運動神経があり、大学にいける程度の経済力のある家庭の子供に生まれるなんて、
もう、地球上からしたら、それはミュータントクラスに奇跡の存在だと思う。
俺が見てきたのは、そういうミュータントばかりなんだと思う。
俺は世界基準からしたら、幸せなほうなのかもしれない、もしかしたら。

でも、
だとしても、

俺は自分の出生が憎い。

あいつらの、というか、あいつの子供でさえなければ、
俺は、バイト先の女の子に恋愛対象には見てもらえなかったとしても、

軽蔑されるような、空気の読めない馬鹿なオヤジだと思われなかった筈なのに。

あいつから、生まれてきたくなかった。