人生何度目かのドン底を味わっているな、という気持ちで日々を生きている。
失恋。
表現活動の失敗。
周りから人が去っていく感じ。
今まで呼ばれていたイベントにも呼ばれなくなり、
仕事は相変わらずクソ忙しく、新人の指導を押し付けられて毎日のように21時まで働かされ。
身体は一丁前に歳を取って、疲れが取れず、土日も何か大きな成果を得られず、疲労困憊のまま月曜日に押し出されていく。
クソ以下の日々だ。
革靴の中で苛立つ踵を踏み鳴らして、月ばかりがクソみたいに綺麗に光っていて。
あの時、掴みたかった温もりは何にも俺にくれなかった癖に、掴ませてくれなかった癖に、
何も俺の事など分かった訳でも無いのに、俺をそこから見下ろすのかよ。
涙が流れて、アスファルトが俺の存在なんて無かったかのように、あっという間に俺の事なんて消していく。
そんな最中、友人達と合わせた言葉にならない言葉の塊は、俺が俺の形を必死に掴もうと必死でいるような感じがする。
誓い。闘い。俺の形は俺にしか決められない。
生まれてこなければ良かった。
そんな事は今更だよ。
だったら死ねば?
死ねるかよ。
死ねって言われたって死ねない。
俺は俺を終わらせる為に生きる。
これは、床に汗と涙をしこたま敷き詰めた俺と俺を知る君の音だ。