僕は表現活動をしている。
ただしているだけではなく、
それで人からしっかり原資を頂いた上で、
それを生業にして生きていこう、というレベルでの活動を目指している。
でも、当然だけどそうなれる人なんて、本当に本当に一握りだ。
技術はもちろん一流でなければならないけれど
人間性も一流でなければならないからだ。
10年ほど続けてみて気付いたけれど、僕は技術も人間性も一流にはなれていなかった。
もちろん、そうなってたら、もうそういう結果が現れているんだから、至っていないという現実は当たり前なんだけど、
そういう事に目を背けて、SNSや人との会話とか、
その他色んな方法で自分がそういうフィールドの人間ではない、という事に結果としてなっていることを受け入れてこなかった。
もう、そこは受け入れることにした。
諦める、という事ではなくて、
出来ていない、人の気持ちが分からない、そういう自分を認めて、その結果をまっすぐ見つめることにした。
やっぱり俺はダメだった。
そういう事を言うのは簡単だけれど、
別にプロになれなかったしても、正しく、まっすぐ積み重ねる事だけはやめないことにした。
だって、プロになれないから辞めるものじゃないんだもん。
器ではなかったとしても、最後まで、息絶える日まで、正しく成長をしていくという道を選ぶことは出来るんだもん。
優しい人たち、愛してくれる人たち、その人たちを、大事にして、最後の日まで成長を続ける。
そういう人生にしたい。
それが、今の自分の願い。