表現活動を明日する。
練習をしていて、たくさん、たくさん色んな想いを詰めたら、今年の夏の悲しい出来事をたくさん思い出した。
今年の夏をもしも、幸せに過ごす事が出来ていれば、もう俺は悩んだり苦しんだりしていなかったんじゃないかと思う。もう、表現活動で自分の心を癒さなくても良いんじゃないかと思う。
僕はつまらない奴になった。
そう言って、あのいじめられっ子の主人公は、綺麗な女性と結婚する前夜に心の中で呟いた。
俺も早くそう言える日が来てほしいよ。
星の見えない夜を、今日も僕は歩いているよ。
明日は僕の心をまた開ける。
醜くて臭くて温かいものを、全部ぶちまける。
君の子宮に射精したいと願って出した、あの日の精子みたいに。